意外と使いこなせない…あの精油。実は万能??!バイプレーヤー精油|ブラックペッパー精油
2019.10.21
アロマ検定の30種類にも出てくる、そして皆さんとっても馴染みのある香り。ブラックペッパー。
良く知っている香りで、かつ刺激が強いイメージからか少し持て余していたりしませんか??
そんなブラックペッパーは、実は秋から冬にかけて、とても使いやすい精油だったりします。ブレンドのコツとおススメレシピをご紹介します。
ブラックぺッパー精油とは
コショウと言えば「香辛料の王様」とも称され、
食品の保存に役立ち、風味も豊かなことから金と同等以上の価値だったなどの逸話が語られる香辛料。
その胡椒の実を未成熟のまま天日乾燥させたのがブラックペッパー、完熟後に皮をむいて乾燥させたのがホワイトペッパー、外皮をむかずに乾燥させたのがピンクペッパーです。
テーブルスパイスとしては様々な収穫時期と製法でつくられているコショウですが、精油は主にブラックペッパーから水蒸気蒸留法で作られます。
香り立ちが良く、たくさん採れるためです。
精油としてのブラックペッパーは、スパイスとしての黒コショウよりも、ドライでシャープな香りです。しかしほのかに果実のさわやかさも感じられます。
そんなブラックペッパー、「心と体をあたためる精油」としても知られています。
からだを温めて、ストレス解消にもお役立ち
ブラックペッパーの主成分と言えるβ-カリオフィレンには、血行を促進する作用があります。血の巡りが良くなると、体温があがります。
また、β-カリオフィレンはストレスを和らげる働きがあり、リラックス作用のあるリモネンなども含まれているので、心がお疲れの時にも役立つと考えられます。
心と体、双方の巡りをスムーズにし、滞りを払しょくする精油なのですね!
ブラックペッパー精油の使い方の秘訣!
ブラックペッパーは、気温が冷え込んでくるこの時期に、心と体をあたためる、ぴったりの精油。
でも使い方がちょっと難しい…。
そこで、アロマブレンドのプロ、和田先生に使い方のコツをお聞きしました!
「コショウ少々」のように少量加えてみると、ブレンドにドライな軽やかさが生まれます。
意外とどの香りでも調和できるのでさまざまに試してみてもいいですね☆
心を落ちつかせるもの同士、深い香りにも好相性です。
ちょっと意外な組み合わせを田中先生に教えて頂きました!
秋冬、おすすめのブラックペッパーブレンド
【晴れやかな気持ちであたたまる、フレッシュ柑橘ブレンド】
○芳香浴に
- オレンジスイート
- ベルガモット
- ブラックペッパー
やさしい甘さのオレンジスイート。心のバランスをとるベルガモット。
疲労で食欲がないときにも香ると元気が出るブレンドです。
【体内の余分なものをスッキリ出し心も体も軽くなるボディオイル】
三浦先生おすすめ☆ダイエットにも◎
○キャリアオイル
- ジュニパーベリー
- グレープフルーツ
- フランキンセンス
- ブラックペッパー
からだの重だるさを押し出して心身に活力を補う、
消化器系の疲れの改善、お肌の修復をマルチにケアできるブレンドです。
お好みの香りのバランスで調整してみてくださいね。
【深い安心感をもたらすリラックスバスソルト】
〇天然塩
- フランキンセンス
- パチュリ
- ブラックペッパー
緊張や集中が続いた時に、余分な力をそっと抜いてくれる香り。落ち着きをもたらしくてくれます。
※ブラックペッパーは芳香が強く感じ、また皮膚刺激がある場合もあるので、少量ずつ試してみてください。
さまざまなアロマブレンドに、きりっと香りを引き締める役割のあるブラックペッパー精油。
スパイスとして使う時のように、いろいろ試していくとたくさんの「いい香り!」と出会えますよ。
アロマブレンドが楽しくなる、バイプレーヤーな精油です。
素敵なブレンドを見つけたら、ぜひ教えてくださいね。
最後に
アロマの基本を学び、体のことや日々のケア、アロマクラフトのつくり方まで学べるホームケアコース。
季節によって出てくる不調や、ストレスへのケア、美容に活かすコツなど、アロマにできることはたくさんありますよ。